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ANOTHER STORY(46) [長編]

大人向けです「一緒に・・・いこう」

アキラはヒカルの萎えたものに触れる。

ヒカルは逃れようとするが腰を抑えられて動けない。


「往生際が悪いよ」


「もう・・・やめ・・て」

ヒカルの懇願を無視する。

後ろから受ける刺激でヒカルの昂ぶりは反応する。


背中に唇を這わせると抵抗するように体を捩る。


しかし虚しい抵抗だ。



同じ男だから何処が一番感じる場所かは分かる。


「キミを・・・・愛してる・・・・」

アキラは自分の酷い行為に許しを請うように

呟いた。


どんな卑怯な手を使っても手に入れたかった。


「ああ・・・」

ヒカルの限界を感じ取り動きを早める。

動かす度聞こえてくる淫らな音が感覚をより敏感にする。

刹那的な官能に溺れそうになる。


ヒカルの乱れた姿はアキラの理性を粉々に壊した。

躊躇も哀れみのない。

ただ征服したい。


アキラもヒカルとほぼ同時に達して

ヒカルの背中を抱くように果てた。


知らなかった止めどなく溢れる欲望と快感に

自分でも呆れた。

同時に虚しさがこみ上げてきた。

相手が自分を愛していないという事実が辛い。


高揚で紅潮したヒカルの体は妙な艶があった。

この姿を緒方も見たのだろう。

緒方がヒカルに溺れたのも理解できる。


アキラはヒカルの頬にそっとキスした。


「ボクはどんなに酷い事したか分かってる。

それでもキミを手放せない」

許して欲しいとは言わない。

憎まれてもいい。

傍に居てくれればそれでいい。




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